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2014/04/23ERIC BELLINGER スペシャル・インタビュー

eric_bellinger_p1_500.jpg R&Bミュージック・ファンなら必ず耳にしたことがあると思うこの名前。エリック・ベリンジャー。グラミー賞を受賞したクリス・ブラウンのアルバム『F.A.M.E.』や"Fine China"、アッシャーの"Lemme See"、ジャスティン・ビーバー"Right Here"、ジェニファー・ハドソン&Ne-Yo"Think Like A Man"等々、数々のビッグヒットを書いたソングライターとして知られるだけでなく、4作もの話題のミックステープを発表して大きな話題を呼んだエリック・ベリンジャー。その彼が満を持して正式にデビュー作を発表。日本でもデビューが決まった。細かいことは気にせず、気持ちいいほどサッパリした性格で、表現がとにかく素直でストレート。彼の曲がなぜこれほど今愛されるのかが窺えるインタビューとなった。


まず気付かなきゃいけないのは、みんな最初は僕のことは知らないんだってこと。知らない奴にお金を出す人なんていない。だから最初はミックステープを出すことにしたんだ。

― 遂に正式なデビュー・アルバムの発売ですね。どんな気持ちですか?

「アメリカではもう発売されているけれど、すごく評判もよくて嬉しいよ。ショーをすればみんな一緒に歌ってくれたり、twitterで歌詞をつぶやいてくれる人達までいて、もう感激だよね」」


― あなたはこれまでに4作ミックステープを発表していて、すでにかなり注目されていたので、気分的には5枚目のアルバム、という感じがファンとしてはすると思のですが・・・。

「いや、僕もそうなんだよ。アルバムはアルバム、ミックステープはミックステープ、LPはLP、って分けなきゃいけないってのがもともとクレイジーな話だと思うんだ。音楽は音楽だろ?だからデビューという気は全然しないよね」


― もう長い間あなたの名前も音楽にも親しみがありましたが、あなた自身のことをあまり知りませんので、少しだけバックグラウンドをまず教えて下さい。ボビー・デイ(註:マイケル・ジャクソンがカヴァーしてヒットした"Rockin Robin"のオリジナル・シンガーとして知られている)はあなたのお祖父さんということですが、やはり音楽一家で育ったという感じですか?

「祖父は偉大だし、そういった家系に生まれたことは幸運だったと思う。ただ、だからこそ、母親が音楽をやることをすぐには許してくれなかった。いつも<待て>って言われてた。祖父もまだ当時若くて頻繁に活動をしていたから、ステージをみたり、彼がパフォーマンスするのをみて自分もやりたいと思っていた。どれだけ大変な仕事かも理解していたし、ちゃんとわかった上でやりたいと思っていたけど、母が許してくれなかったんだ。まず高校を卒業してから、ってね。今は母にすごく感謝してるよ。今の(特に音楽業界の)友人達は高校を卒業もしていない人も多いしね。僕は普通の学生生活もちゃんと経験できた。」


― ということは、あなた自身もプロのシンガーやクリエイターになると早い時期から決意はしてた、ということですよね?

「そうだね。子供の頃から音楽も大好きで、そっちの道に進むだろうと自分でも思ってた。教会のクワイアで歌っていた幼少時代からずっと。でも、スポーツにも興味があったし、学生時代はさっきも言ったように母親に止められてたこともあって、プロのアスリートになろうかな、とも思ってたんだよ。音楽とスポーツ両方やってた。フットボール界でも実は活躍したんだよ。色んな賞も貰ったし、オールスターゲームにも出場したこともある。でも最終的には音楽の道に進むことを決意した」


― 子供の頃聴いてた音楽や影響を受けたアーティストは?

「マイケル・ジャクソンだね。マイケルにかぎる(笑)。子供の頃は、ゴスペルばかりだったんだ。キム・バレル、フレッド・ハモンド、カレン・クラーク、そして、マイケル・ジャクソンだけは聴かせてもらえた(笑)。あっ、それとスティーヴィー・ワンダーも!」


― 高校卒業後、最初はグループにいたんですよね?

「そう。AKNU (A Kind Never Understood)というグループにいて、マックス・グースとトミー・モトーラのエピック・レコーズと契約もしたんだ。でもグループの中でもいろんな問題があったりして、結局上手くいかなくなって、僕はソロでやることにした。」


― プロのソングライターとして一番最初に起用された曲はなんでした?

「みんな知らないかもしれないけど、ジョン・ブラウン(註:ユニバーサル・リパブリックと契約、数曲シングルを発表している)の曲だね。でもメジャーなのは、セレーナ・ゴメスの"Intuition"だな」


― そこからソングライターとしての名前が広がっていったわけですが、決定的だったのが、クリス・ブラウンへ提供した曲の数々ですよね。

「そう。特にあのアルバム(註:『F.A.M.E.』2011)はグラミーも取ったしね。彼に曲を提供するキッカケとなったのは、プロデューサーに紹介されたからなんだ。ソングライターってそんなに色んなところに顔を出すわけでもないし、知らない人のほうが多い。アーティストやレーベルは大抵プロデューサーにまず連絡を取るからね。だから当時僕が一緒にやっていたハーモニー・サミュエルズ (註 : アリアナ・グランデで一躍有名になったプロデューサー)に声をかけてもらってクリスの作品に参加することになった。ハーモニーとはたくさん曲を一緒に書いてるからね」


― まずミックステープを4作も出してますが、ミックステープから発表していこうと思ったのはなぜですか?。

「まず気付かなきゃいけないのは、みんな最初は自分のことは知らないんだってこと。知らない奴にお金を出す人なんていない。レコード・セールス自体がキツイ状況で、知らないアーティストにお金を出そうなんて思わないだろ?ドレイクやジェイZにさえお金を出さない人達が多いのに。昔とは大違いさ。だから新人が音楽を発表するってのは本当にキツイ状況でもあるんだ。だから自分でファン層を広めていくしかない。そうするには、とにかくまず聴いてもらうこと。なるべくたくさんの人達に<プレイ>を押してもらうことが最初は大事だと思ったんだ。今では、みんながお金を出してもいいと思えるだけでなく、実際にお金を出してくれるところまできた。そしてこの僕をサポートしたいと思ってくれるようになったわけだから、あれでよかったんだ」

eric_bellinger_p2_500.jpg アッシャーも僕の(ミュージック)ファミリーだからこそ、好意で参加してくれた。他の人ならお金を積まなきゃいけないことでも、僕がお願いするだけで喜んでやってくれた。そこから生まれた友情関係はプライスレスなんだよ。



― 日本でも『The Rebirth』が発売されることになりましたが、内容がアメリカとは違いますよね。

「そうだね。日本では違う内容になる。自分が持っていた曲の中でも、よりユニバーサル・アピールのある曲を選んだ、という感じかな。今回は僕というアーティストを日本のみんなに紹介する、という視点で選んだ曲ばかりなんだ。だからマンハッタンと一緒に話し合って最終的に決めたんだけど、日本のために新曲も用意したよ。気に入ってくれると思う」


― ゲスト陣が豪華すぎるほど豪華ですよね。

「やっぱりソングライターという、僕にとっては遠回りをしたことが功を奏したんだと思うんだ。そこから生まれた友情関係はプライスレスなんだよ。あらゆる人達に曲を提供してきて良い関係を築いてきたことで、他の新人ならお金を積まなきゃいけないことでも、僕がお願いするだけで喜んでみんなやってくれた。アッシャーも僕の(ミュージック)ファミリーだからこそ、好意としてやってくれた。」


― 日々、どんな時に最もインスピレーションを感じますか?

「普通に過ごしてる時だよ。誰かのtweetを見て曲を書きたくなることもある。突然歌が浮かんで、留守電やヴォイスレコーダーに録りためるんだ。一日中曲を書いてるようなもんだな。でも誰かのビートに合わせて曲を書かなきゃいけない時には、ビートを聞くときに必ず"マイクが目の前"にないと絶対に聴かないんだ。僕はものすごいスピードで曲を書く。だからビートを聞いた瞬間アイディアが浮かんでくるほうなんだよ。その瞬間に録っておかないと忘れちゃうから、必ずマイクをオンにしてからビートを聴くんだ。」


クリス・ブラウンに書いた"Fine China" はメロディもマイケル・ジャクソンにインスパイアされた最高の作品。あぁ、自分のために取っておけばよかったと思うよ 笑


― あなたはラップもしますよね。ソングライターから、ラッパーではなく、シンガーという道を選んだのはなぜですか?

「そうだな。僕はラップも出来るし、歌うことも出来る。じゃぁ、今世の中にラッパーは何人いる?数百万人(大げさに)。じゃぁ、シンガーは?そんなにいない。だろ?僕はやっぱり目立ちたかったし、自分が長い間キャリアを積んでいける路を選びたかったんだ。<歌う>という道を選んだら、誰かの結婚式で歌うことだって出来る。音楽をやっていくうえで、<歌う>ことが出来る場面というのは、<ラップ>出来る場面より多いと思うんだよ。ただ、僕は歌ってるけど、ラップっぽく歌うこともミックス出来るのが、僕の味だと思ってる。」


― これまで他のアーティストに提供してきた曲で、自分のために取っておけばよかった!と思った曲は?

「"Fine China"(クリス・ブラウン)と"Lemme See"(アッシャー)かな。でもどちらかと言えば、"Fine China"だな。この曲はメロディもマイケル・ジャクソンにインスパイアされてるし、あぁ、自分のために取っておけばよかったと思うよ」




― では逆にソングライターの視点から、自分の曲の中で、これは他のアーティストが歌っても面白いかも、と思う曲はどれですか?

「"ASAP"だね。実はこの曲は元々トレイ・ソングスのために書いた曲だったんだ。でも彼が選ばなかったから、僕が自分で歌うことにしたんだけど、僕が歌ってヒットしてるからよかった(笑)」


― 今後、この人には曲を提供したい!と思うアーティストはいますか?

「正直言って、一緒に仕事をしたい、曲を提供したいと思うアーティスト達とはもうすでに仕事をさせてもらっちゃってるんだよね。でもコラボしたい相手はたくさんいるよ。ビヨンセやドレイク、すごい人達と仕事させてもらってるけど、僕のプロジェクトで彼らと仕事が出来たら最高だね。彼らをフィーチャーしたいよ」


― これからのR&Bという世界をどう見ていますか?

「やっとR&Bが戻ってきてるって気がするよね。ずっとヒップホップが中心になっていたけど、やっとジャスティン・ティンバーレイクやファレル、ダフト・パンク、ブルーノ・マーズのようなアーティストがR&Bの良さを改めてアピールしてくれたと思うんだ。だからこれからがますます楽しみだよね」


― 日本のファンにメッセージを!

「とにかくみんなに早く会いたいよ!それに日本でショッピングをしたい。スニーカーがすごいんだろ?みんなが教えてくれた(笑)。日本に行ったらショーも必ずやりたい。日本の人達は本当に音楽が好きで、歌もちゃんと聴いてくれるって聞いてるから楽しいだよ」



(Interview by Kana Muramatsu)




1059937_500.jpg The Rebirth (Japan Edition)
Eric Bellinger

(Manhattan Recordings / 1CD)
詳細はこちら(CLICK HERE)


― 本人による曲解説!

1.USHER INTRO / BED MEDICINE
「女の子と家に行って、自分がメディシン=薬になるわけだけど、ベッドの上で、という、セクシャルなメタファーなんだ。ベッドの上で癒してあげるよ、ってね。そして、アッシャーがイントロしてくれた。彼に認められてこのプロジェクトがスタートするってのは最高だと思ったんだ」


2.I DON'T WANT HER (feat. PROBLEM)
「これはみんなも知ってるクリス・クロスの"Jump"をサンプルしていて、アメリカでもかなり人気も出てきた曲なんだ。この曲は自分の彼女が自慢で、公共の場でも彼女を見せびらかしたい、誰かが彼女を褒めてくれたら、まるで僕自身を褒めてくれたような気分になる、ってコンセプトさ。参加してくれたプロブレムは、地元コンプトンの幼馴染みたいなもんなんだ。出身が同じだってことだけでなく、お互いにインディペンデント・アーティストだし、支え合ってる良い仲間なんだ」



3. MAYBE TONIGHT
「実はこの曲を次のシングルにしようかと思ってるんだけど、僕がこれまでやってきた曲の中でもポップスよりの曲だよ。いつもはアーバン、ヒップホップよりだけど、これはアーバンとポップスにダンストラックをミックスして、808も使ってる。もし僕にチャンスをくれたら、今夜は最高の夜になるよ、って曲なんだ」




4. DO 4 LOVE (feat. MIDI MAFIA)
「これは2Pacの"Do For Love"のリメイクではあるんだけど、ちょっとポジティヴな内容に変えたんだ。女性に対して、自分をもっと大切にして、そんな自分をリスペクトしてくれる男を愛さなきゃ、ってね」




5. NOW WE HERE
「この曲はドレイクの"Started From The Bottom"にインスパイアされて作った曲なんだ。でも僕のこの歌は、自分の好きな彼女が元彼ともめている時からずっと話を聞いてあげて、支えてあげて。。。でも最初から、彼女と一緒になるべきなのは自分だとわかっていた、って曲。これはアンダードッグスがプロデュースしてくれたんだ」


6. ME , YOU&HER (feat. DANI'WRIGHT)
「この曲はエッジのきいた内容にしたいな、と思って。ねぇ、キミと遊びたいけど、彼女もいい?って(笑) 楽しもう!ってことだよ」


7. ASAP REMIX (feat. HITBOY & KING CHIP)
「すっごく綺麗な子がいて、もう、今すぐに連れて帰りたい!って曲(笑)。スムースなトラックなのにハードな808ドラムが効いててクールだろ?ミックステープの『BIIS Vol.3』に収録してた曲のリミックスなんだ。今回はヒットボーイとキング・チップに参加してもらって、自分のヴァースも書き直したんだよ」


8. NEVER BE LONELY (feat. AMBER RILEY)
「この曲はあの『Glee/グリー』で有名なアンバー・ライリーが参加してくれた曲。彼女の声はホントに素晴らしいよ。彼女の作品に曲を提供してて、仲が良くなって僕の作品にも喜んで参加してくれたんだ。この曲はジャネット"I Get Lonely"を使ってるんだけど、歌詞はそのアンサー的な感じで、"独りだと思わないで。僕がいつもキミの心にいるから"って歌ってるんだ」


9. SAY NO (feat. PROBLEM)
「これはクラブ・ヒップホップ・ソングなんだ。リル・キムの曲をサンプルしてるんだけど、ひねりを加えてるんだ。どこに行ってもキレイな子ばかり。1人と真面目に付き合いたい気持ちもあるけど、そういうキレイな子達に迫られたらノーって言えないんだよ、って曲(笑)」


10. FAN OF ME (feat. MANN)
「この曲は、あまり好みではない女の子に言い寄られてるけど、実はその子には彼氏がいて、その彼氏は自分の彼女が僕のファンで、僕に迫ってきてるってのを知らないって曲さ(曲)」


11. BREAK ALL RULES (feat. J.DOE)
「したいこともしたくないことも、ルールを破って何でもやろうよって、まさにタイトル通りの曲さ」


12. RIDE IT (feat. CHRISTINA MILLIAN)
「この曲は一番セクシーな曲だな。ほら、ベッドでヤるってことそのままだよ(笑)。これはインタビューで言っていいのかなぁ、って悩むけど、そう言うしかないから、僕も慣れるしかないよな、こういう話を堂々とすること(笑)」


13. NAVIGATOR (feat. MARIO & J Doe)
「この曲もまさにベッドルームでの話(笑)。 僕がナビゲートしてあげるから、ついておいでってことさ」


14. SUCH A TEASE
「この曲は僕を弄んでる女の子に、焦らすのは止めろよ、って言ってる曲なんだ。マッドサイエンティストがプロデュースしてくれた」



eric_bellinger_p1_500.jpg ERIC BELLINGER(エリック・ベリンジャー)
ロサンジェルス出身、Jackson5 のソングライターとして知られるボビー・デイ(Bobby Day)を祖父に持つシンガー・ソングライター。クリス・ブラウン(Chris Brown)の"Fine China"や"Love More"や、ジャスティン・ビーバー feat. ドレイク"Right Here"、ジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)&ニーヨ(Ne-Yo)"Think Like A Man"やアッシャー(Usher)"Lemme See"等、人気アーティストのシングル曲数々手がけ、クリス・ブラウン『F.A.M.E.』ではグラミー『ベストR&B アルバム』を受賞、一躍トップソングライターとなる。一方ソロ・シンガーとしてもミックステープ『Born II Sing』シリーズが世界中のR&Bファンの間で高い評価を受け、人気R&Bサイト"this is RNB"にてJheneAiko らと共に"ブライテスト・ホープ アーティスト"として紹介される。満を持して一足早く本国アメリカで発表され、アッシャーやマリオ、キッド・インク、クリスティーナ・ミリアン等錚々たる豪華面子が参加のデビュー・アルバム『Rebirth』は、iTunesアルバムチャートで初登場トップ3を記録。先行シングル"I Don't Want Her (feat. Problem)"は、クリス・クロス'90s 名作"Jump"を大胆にサンプリング、全米のHipHop/R&B系のラジオステーションでヘビープレイされ、今最も注目を集める次世代シンガー・ソングライターである。

ERIC BELLINGER オフィシャルサイト(英語)
http://www.iamericb2.com/home.html

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Eric Bellinger

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